パーソナルジム専門メディア|パーソナルジムJP

fitness news

「競合より少し安く」では、もう勝てない。【パーソナルジム料金戦略】

💰パーソナルジム料金戦略

「競合より少し安く」では、もう勝てない。

パーソナルジム経営で最も利益に直結するのが、“価格設計”です。
しかし多くのジムは、いまだに「近隣相場−〇〇円」で設定しているのが実情。

それでは、価格競争の泥沼から抜け出せません。
本当に伸びているジムは、“顧客層・心理・価値訴求”の3軸から逆算しています。


🎯 ステップ①:まずは「誰に売るか」を明確にする

価格は“ターゲット”で決まります。
以下の3層を分けて戦略を立てましょう。

主な目的決断までのスピード価格感度
20代見た目改善・短期集中早い(即決型)高い
30代健康維持・習慣化中間(比較型)中程度
40代以上体力維持・健康投資慎重(信頼型)低い(価値重視)

ターゲットを絞るほど、「刺さる価格」と「選ばれる理由」が明確になります。


🧍‍♀️ ステップ②:世代別 価格戦略と設計ポイント

🧩 20代:体験導線は“勢い勝負”

この世代は「気分・瞬発力」で動く傾向が強く、
価格よりも“テンションが上がる体験設計”が重要。

おすすめ施策:

  • 体験1,000円 or 無料+当日入会特典
  • 予約〜決済まで3タップ以内
  • SNS投稿で特典(口コミ誘発)

💡 狙い: 「迷う時間を奪う」ことで体験率UP。


👨‍💼 30代:支払い設計の“柔軟性”が決め手

仕事・家庭・貯蓄のバランスを取る世代。
単価ではなく「支払いのしやすさ」で決めます。

おすすめ施策:

  • サブスク(月額33,000円〜)+回数券併用
  • ペア・夫婦割(意思決定が早まる)
  • 分割払い(心理的ハードルを下げる)

💡 狙い: 継続率とLTVの両立。


👩‍🦳 40代以上:付加価値で“納得”を生む

価格を理由に離脱する確率が最も低い層。
ただし、“納得できる理由” がないと契約は続きません。

おすすめ施策:

  • 健康診断サポートや食事カウンセリングをセット化
  • 継続割(3ヶ月更新で5%OFF)
  • 家族・紹介特典(信頼の連鎖)

💡 狙い: “価格以上の価値”で長期契約へ。


💼 ステップ③:売上設計と心理のバランス

価格は「利益の設計図」です。
例えば、以下のように組み合わせることで単価を下げずに成約率を維持できます。

プラン価格利益率目的
体験コース1,000円〜3,000円▲(広告)トップ導線
月8回コース60,000円〜80,000円メイン収益
継続コース10%OFFLTV向上
VIP(管理栄養士付き)120,000円〜プレミアム層対策

💡体験で“熱量”を上げ、本契約で“利益”を確保するのが鉄則。


📊 ステップ④:価格戦略の検証方法

設定して終わりではなく、数字で検証する文化を持ちましょう。

見るべき指標はこの3つ👇

1️⃣ 体験→本契約率(目安:40%以上)
2️⃣ 月間解約率(目安:10%未満)
3️⃣ LTV(顧客生涯価値)=平均単価×継続月数

この3つをGoogleスプレッドシートなどで毎月追うだけでも、
「高単価でも選ばれるジム」へ確実に近づきます。


💬 まとめ:「安さ」ではなく「理由」で選ばれる価格設計へ

価格は“数字”ではなく“物語”です。
「なぜこの価格なのか」を顧客が理解できたとき、
その金額は“高い”ではなく“信頼の証”になります。

単価を下げず、価値を上げる。
これこそが、長く選ばれるパーソナルジムの共通点です。


👉 お問い合わせフォーム

パーソナルジムJPでは、全国の成功事例をもとにコンサルティングの受け付けもしております。
料金などの詳細はお気軽にお問合せフォームからお待ちしております。

コメント

この記事へのコメントはありません。

RELATED

PAGE TOP