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M&A(事業譲渡・株式譲渡)

パーソナルジムを売却する前にやるべき7つのこと|M&Aで損しないための準備

パーソナルジムを売却する前にやるべき7つのこと|M&Aで損しないための準備

「パーソナルジムを売却したいけど、何から始めればいい?」

「今のジムはいくらで売れる?」

「赤字でもM&Aできる?」

パーソナルジムを経営していると、こうした疑問を持つことがあります。

特に最近は、パーソナルジムやフィットネス業界でもM&A・事業譲渡が選択肢の一つになっています。

2026年には、「プルゴリ」の愛称で知られる芦名勇舗(あしなゆうすけ)氏が代表を務めていたBVEATS株式会社の破産が報じられ、フィットネス業界でも大きな話題となりました。

BVEATSは都内を中心にフィットネス事業を展開していた会社で、破産時の負債総額は約2億3,000万円と報じられています。

当サイトでも「プルゴリ」「芦名勇舗」「アシナユウスケ」「BVEATS」について詳しく解説しています。

もちろん、一つの企業の破産理由を外部から断定することはできません。

ただ、こうした事例からパーソナルジム経営者が考えておきたいのが、

「もし事業を続けることが難しくなったとき、売却という選択肢を取れる状態になっているか?」

ということです。

M&Aは、会社が限界になってから突然始めるものではありません。

むしろ、余裕がある段階から売却できる状態を作っておくことが重要です。

この記事では、パーソナルジムを売却する前にやっておきたい7つの準備を解説します。


パーソナルジムは1店舗でも売却できる?

結論から言えば、1店舗だけのパーソナルジムでもM&A・事業譲渡は可能です。

「M&A=何億円も売上がある会社を売買するもの」というイメージがありますが、実際には小規模な店舗事業の譲渡もあります。

パーソナルジムの場合、買い手が評価するのは会社の規模だけではありません。

例えば、

  • 既存会員がいる
  • 毎月安定した売上がある
  • 駅から近い
  • 内装・設備が整っている
  • スタッフが残る
  • 店舗運営の仕組みができている
  • オーナーが現場から離れても運営できる
  • 良い賃貸借契約を引き継げる

といった要素が、事業価値につながります。

つまり、

「売上が大きいジム=売れるジム」ではありません。

逆に、小規模でも買い手にとって魅力的な条件が揃っていれば、売却できる可能性があります。

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パーソナルジムを売却する前にやるべき7つのこと

ここからは、実際にM&Aを検討する際に整理しておきたいポイントを7つ紹介します。

1.売上・利益・借入金を整理する

最初にやるべきことは、自分のジムがどれくらい儲かっているのかを正確に把握することです。

最低でも以下は整理しておきましょう。

  • 月間売上
  • 年間売上
  • 営業利益
  • オーナー報酬
  • 家賃
  • 人件費
  • 広告費
  • 外注費
  • 借入金
  • リース契約
  • 未払金
  • 現預金

特に重要なのが、

「実際に事業を引き継いだ買い手が、いくら利益を残せるのか」

です。

例えば、オーナー自身が毎日トレーナーとして現場に入り、オーナーの人件費が計上されていない場合。

帳簿上は利益が出ていても、買い手がオーナーの代わりにトレーナーを雇えば、その分だけ利益は減ります。

逆に、オーナーが現場から離れていても利益が出る店舗なら、買い手から見た価値は高くなります。


2.会員情報・売上推移を整理する

パーソナルジムM&Aで非常に重要なのが、既存顧客の価値です。

売却時には、

  • 会員数
  • 月間新規入会数
  • 退会数
  • 継続率
  • 平均単価
  • 月間売上
  • 回数券残高
  • 未消化セッション
  • 顧客の契約期間

などを確認できるようにしておきましょう。

特に、

「現在何人の顧客がいて、その顧客から毎月いくら売上が発生しているのか」

は重要です。

例えば、

月間売上300万円

既存会員100名

平均継続期間12か月

というジムと、

月間売上300万円

新規集客だけで毎月売上を作っているジムでは、同じ売上でも事業としての見え方が違います。

もちろん、顧客数だけで企業価値が決まるわけではありません。

しかし、安定した顧客基盤は買い手にとって大きな魅力になります。


3.オーナー依存度を下げる

これはパーソナルジムのM&Aで特に重要です。

例えば、

「オーナー本人が一番人気のトレーナー」

「オーナーがSNSで集客している」

「オーナーがいないと店舗が回らない」

という状態では、買い手からするとリスクがあります。

なぜなら、

オーナーが抜けた瞬間に売上が落ちる可能性があるからです。

これは「事業価値」ではなく、「オーナー個人の価値」に依存している状態です。

M&Aでは、買い手は基本的に「今後も続く事業」を買います。

そのため、

  • 店長を置く
  • マニュアルを作る
  • 接客ルールを統一する
  • 顧客管理をシステム化する
  • SNS以外の集客経路を作る
  • トレーナーを育成する

など、オーナーがいなくても運営できる体制を作っておくことが重要です。


4.賃貸借契約・物件を確認する

パーソナルジムの場合、物件そのものが重要な資産になることがあります。

特に、

  • 駅徒歩数分
  • 1階
  • 大通り沿い
  • 広さが十分
  • 家賃が相場より安い
  • 長期契約が可能
  • ジム営業が認められている

といった物件は、買い手から見ても魅力的です。

一方で、売却前には必ず賃貸借契約を確認しましょう。

例えば、

「そもそも事業譲渡時に賃借権を引き継げるのか」

という問題があります。

オーナーが変わることで、貸主の承諾が必要になるケースもあります。

そのため、売却を考え始めた段階で、

  • 賃貸借契約書
  • 保証金・敷金
  • 原状回復義務
  • 名義変更
  • 転貸・譲渡に関する条項
  • 家主の承諾

などを確認しておきましょう。


5.スタッフとの契約を整理する

買い手が店舗を取得した後もスタッフが残ってくれるかどうかは非常に重要です。

特に、

「そのトレーナーが辞めたら売上がなくなる」

という状態では、買い手にとってリスクになります。

そのため、

  • 雇用契約
  • 業務委託契約
  • 給与体系
  • インセンティブ
  • 勤務時間
  • 有給
  • 社会保険
  • 退職予定
  • 店長候補

などを整理しておきましょう。

また、売却を検討していることをスタッフに早く伝えすぎるのも注意が必要です。

M&Aでは情報管理が非常に重要です。

売却先が決まる前にスタッフへ情報が広がると、

「会社が売られるらしい」

「店舗がなくなるらしい」

といった誤解が生まれ、退職につながる可能性もあります。

そのため、売却活動では秘密保持契約(NDA)を結んだ上で、適切なタイミングで関係者に情報を共有することが重要です。

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6.「売上を伸ばす」より「利益を残す」

売却を考えると、

「少しでも売上を増やしてから売ったほうがいい」

と考える経営者も多いでしょう。

もちろん売上は重要です。

しかし、M&Aでは売上だけでなく、利益とキャッシュフローが重要です。

例えば、

月商500万円

営業利益20万円

のジムと、

月商350万円

営業利益100万円

のジムなら、単純に「売上が大きいほうが良い」とは言い切れません。

買い手が欲しいのは、

「今後も利益を生み出してくれる事業」

だからです。

特にパーソナルジムでは、

  • 過剰な広告費
  • 高すぎる家賃
  • 過剰な人員
  • オーナーの私的経費
  • 採算の悪い店舗

などを整理するだけで、利益が改善するケースがあります。

売却を考えているなら、まずは

「売上最大化」ではなく「利益最大化」

を意識しましょう。


7.売却を決める前に「いくらで売れるか」を知る

最後に最も重要なのがこれです。

売却を決める前に、自分のジムの価値を把握しておくこと。

です。

パーソナルジムの売却価格は、

  • 売上
  • 営業利益
  • 会員数
  • 継続率
  • 店舗数
  • 立地
  • 家賃
  • スタッフ
  • オーナー依存度
  • ブランド力
  • SNS
  • 設備
  • 契約状況
  • 将来性

など、複数の要素から判断されます。

そのため、

「年商1,000万円だから1,000万円で売れる」

「内装に1,000万円かけたから1,000万円で売れる」

という単純な話ではありません。

むしろ重要なのは、

買い手がこの事業を取得した後、どれだけ利益を生み出せるか

です。

だからこそ、売却を考えているなら、まずは第三者に査定してもらうことをおすすめします。


赤字のパーソナルジムでも売却できる?

ここもよくある質問です。

結論として、赤字だから絶対に売却できないというわけではありません。

例えば、

  • 会員数が多い
  • 駅近の物件を確保している
  • 内装・設備が充実している
  • 家賃が安い
  • スタッフが残る
  • 買い手がコスト削減できる
  • 集客を改善すれば黒字化できる

といった要素があれば、買い手にとって価値がある可能性があります。

逆に黒字でも、

  • オーナーがいないと売上が立たない
  • 顧客がほぼオーナー個人についている
  • 家賃が高すぎる
  • スタッフが全員退職予定
  • 長期的に顧客が減少している

という状態では、評価が下がる可能性があります。

つまり、

赤字=価値ゼロ

ではありません。

赤字でも買い手が「自分なら立て直せる」と判断すれば、M&Aが成立する可能性があります。

赤字ジムの売却については、以下の記事でも詳しく解説しています。

赤字のパーソナルジムでも売却できる?M&Aが成立するケースとは

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「プルゴリ」芦名勇舗のBVEATS破産から考えるM&A

2026年、パーソナルジム業界で大きな話題となったのが、BVEATS株式会社の破産です。

代表を務めていたのは、「プルゴリ」の愛称で知られる芦名勇舗氏。

SNSやメディアで大きな影響力を持っていた人物だけに、フィットネス業界にも衝撃が広がりました。

BVEATSの破産について報じられた内容では、負債総額は約2億3,000万円とされています。

このニュースからパーソナルジム経営者が考えるべきなのは、

「どうすれば倒産しないか」だけではありません。

もう一つ、

「もし事業を続けられなくなったとき、どうやって事業価値を残すか」

という視点です。

事業価値が残っている段階なら、

  • 第三者への事業譲渡
  • 他社へのM&A
  • 店舗単位での譲渡
  • ブランド・顧客・スタッフの承継

など、さまざまな選択肢を検討できます。

一方、資金繰りが完全に限界になってからでは、選択肢が大幅に減ってしまいます。

だからこそ、経営者には「撤退できる準備」も必要です。


パーソナルジムを売却するなら「早めの相談」が重要

M&Aでは、

「売りたい」と決めてから準備する

よりも、

「もし売るならいくらになるのか」を早い段階で把握する

ことをおすすめします。

例えば、

「今は売らないけど、3年後には売却したい」

という経営者であれば、今の段階で査定を受けておけば、

  • 何を改善すれば価格が上がるのか
  • どの店舗を残すべきか
  • どこまで利益率を改善すべきか
  • オーナー依存をどう減らすか
  • どのタイミングで売却するか

といった経営判断ができます。

つまり、M&A査定は「売るためだけのもの」ではありません。

経営戦略を考えるための材料にもなります。

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まとめ|パーソナルジムは「売れる状態」を作っておく

パーソナルジムを売却する前にやっておきたいことは、以下の7つです。

  1. 売上・利益・借入金を整理する
  2. 会員情報・売上推移を整理する
  3. オーナー依存度を下げる
  4. 賃貸借契約・物件を確認する
  5. スタッフとの契約を整理する
  6. 売上より利益を重視する
  7. 売却前に自社の価値を把握する

特に重要なのは、

「売却を決めてから準備する」のではなく、「いつでも売却できる状態を作っておく」ことです。

パーソナルジム経営は、出店や売上拡大だけがゴールではありません。

事業を大きくする。

利益を残す。

そして必要になったときには、誰かに事業を引き継ぐ。

そこまで考えて初めて、経営と言えるのではないでしょうか。

パーソナルジムのM&A・事業売却を検討している方は、まず現在の事業価値を把握するところから始めてみてください。

「今のジムはいくらで売れるのか?」

売却するかどうかを決める前に、無料で査定を受けておくことも一つの方法です。

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よくある質問

Q. パーソナルジムは1店舗でもM&Aできますか?

はい。1店舗だけのパーソナルジムでも、事業譲渡やM&Aの対象になる可能性があります。

売上規模だけではなく、会員数、利益、立地、物件、スタッフ、オーナー依存度などを総合的に評価する必要があります。

Q. 赤字のパーソナルジムでも売却できますか?

可能性はあります。

赤字でも、会員基盤や物件、設備、スタッフなどに価値があり、買い手が黒字化できると判断すれば売却できるケースがあります。

Q. 売却にはどれくらい時間がかかりますか?

案件の規模や買い手探しによって異なります。

そのため、資金繰りが厳しくなってから動くのではなく、余裕のある段階から専門家に相談することが重要です。

Q. オーナーがトレーナーを兼任していても売却できますか?

売却自体は可能ですが、オーナーが抜けた後も売上が維持できるかが重要になります。

スタッフの採用・育成や店舗運営の仕組みを整えておくことで、事業価値を高められる可能性があります。

Q. 売却するつもりがなくても査定できますか?

できます。

むしろ、売却する予定がなくても現在の事業価値を把握しておくことには意味があります。

「今売ったらいくらなのか」を知ることで、今後の出店・撤退・利益改善などの経営判断にも活用できます。

パーソナルジムJPでは、ジムの「開業・運営・売却・M&A」まで情報発信しています。

これから開業する方も、現在経営している方も、

「今の自分のジムならどうするべきか?」

という視点で、今回の事例を自分自身の経営に置き換えて考えてみてください。

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パーソナルジムを探している方の中には、
「将来的に自分でジムを開業したい」
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という方も多いのではないでしょうか。

パーソナルジムJPでは、
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もし以下に少しでも当てはまる場合は、参考にしてみてください。

  • 将来、パーソナルジムの開業を考えている
  • トレーナーとして独立を検討している
  • ジム運営を続けるか、見直すか迷っている
  • 売却や事業譲渡という選択肢も知っておきたい

▶ これからパーソナルジムを開業したい方へ

パーソナルジム開業は、
「始めること」よりも 「続けられる設計」 が重要です。

開業の流れ、費用、物件選び、集客、
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パーソナルジムは、
「閉める」か「続ける」だけでなく、
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まだ決めていない段階でも、
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